2F ロフト

2Fは有尾類部屋建設中に1Fだけでは考えていた種類が全て収まらない事に気付き、急遽追加建築した。行き当たりバッタリの無計画である。活エサを持ってハシゴを昇るのも面倒なので餌が簡単(人工餌等)な水棲種を飼育している。しかし無計画ゆえに補強をしなかった事に後悔。

強度的には通常の2Fと同じらしいが、床が抜けるかも・・と不安がよぎる。
1uあたり200Kgぐらいは問題無いそうだが、120水槽をフルタンクでは200Kgを超える為、満水や2段には出来ない。

また、2Fとはいえ天井部分を部屋にした為、夏はかなり暑い。サーキュレーターで1Fの冷気を送っているが、2Fを作るなら天井を作って空気の層をとった方が良いと思う。2台エアコンを回しっぱなしにするのも抵抗があったのでロフトという形になったが、屋根に苔を這わすとかソーラーシステムを組むとかの工夫が必要かもしれない。
壁から給水が出ている。
リールシャワーを接続。
2F排水 水槽にバルブを付けて
回せば排水できる。

1Fの冷気を送風するサーキュレーター。1段低い場所に設置。       下から見上げた様子

1F 飼育部屋

2007年4月に完成したNew有尾類館。給水3箇所、排水3箇所、冷房完備だが、当初の予定では井戸を掘って井戸水を常時水槽に流すつもりでいた。しかし数年前に開通した地下鉄のおかげで付近の地下水は枯渇してしまったようで、地下40mまで掘らないと掛け流し出来る水が得れないとの事で見積もってもらったら約250万との事だった。しかしながら水質が鉄分を多く含み、抜気もしないといけない、濾過機も別途必要、しかも水量が減少傾向にあると言われると施工する気になれなかった。(本音を言えば予算オーバーである)更に地下100mまで掘れば良質な水が出るようだが、見積もりは跳ね上がり、メタンもでるかも・・という訳で断念。1F2Fともに地下水を通す配管ができていたが、上水道に接続してもらった。イタイ程の無計画である。部屋の面積も配置する水槽の寸法も決めないでとにかく可能な限り大きくというアバウトな考えでそれほど使い勝手は良くない(笑)。最近の住宅施工の機密性は95%を越えるようで24時間換気が装備されているが、両生類の部屋にそのまま適用するとやや通気に不満が残った。冬の室温もやや高く、トウキョウサンショウウオが12月に産卵するなど、少し産卵をコントロールしづらい気がする。

野外繁殖用水槽

有尾類には繁殖する為に、気温水温水質の変化が重要である。タイミングや諸問題もあるけれど、野外で雨や温度の高低差等の刺激を与えると、誘発しやすかったりもする。

野外で有尾類を飼育する事はかなりリスクもあり、注意しなければいけない事も多いので気をつけたい。
「脱走」「熱死」「水質異常」「ネコ、カラス」「満水」「ツボカビ拡散」など。

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